ハンドメイドアクセサリーSHOP「THE MASTERMIND」多田さんインタビュー
今回は、茨城県神栖市にあるハンドメイドアクセサリーのお店「THE MASTERMIND」の多田さんへインタビューさせていただきました。
2018年1月に神栖の文化センター前へ移転し、看板に惹かれ気になっている方も多いのではないでしょうか?
店内にはシルバーアクセサリーが並びます。
シルバーアクセサリーと聞くと、男性向けのデザインというイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、女性向けのアクセサリーもあったり、最近は結婚指輪のオーダーが人気なんだそう。
2人だけの結婚指輪。それだけで特別な想いが感じられますよね。
それでは、どうぞ!
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この仕事を始めたきっかけを教えてください。
楽しい仕事がしたいからですね。
仕事って人生の半分以上の時間を使うじゃないですか、その仕事が楽しければいいじゃないですか。
元々作ることが好きだった訳じゃなくて、言い方が悪くなっちゃうけど、店に売っているものじゃ満足できなかった。
自分のオリジナルのものが欲しかった。
それをお店に頼む、それができあがる。その感じが嬉しい。それをもっとたくさんの人に感じてもらいたいと思っ担です。
根本は人生の半分以上仕事をする。そこだった。
この後の人生ほとんど仕事で終わる。
1日の半分以上仕事。人生の半分以上仕事。
だったらその仕事選びって重要なんじゃないかなって僕は思った。
人生を楽しく生きるんであれば何に時間を一番使っているのか、それは仕事なんじゃないのかなって思ったんですよね。
楽しい仕事ってなんだ?好きなことを仕事にできたら楽しいんじゃないかな?
じゃ好きなことってなんだろ?って考えた。
シルバーを選んだ理由を教えてください。
バイクが始まりだった。バイクが好きで小学生とか中学生とかの時期で雑誌を見るしかなかった。
バイクの中でもハーレーに興味を持ってて海外の雑誌を見ると、ヒゲにロン毛にデニムに革に銀。
だいたいのものはオーダーしてきた。
髪の毛もひげもない子どもの時だったから、格好でしかアメリカらしさじゃないけど表現できなかった。
アメリカのMC(バイクのチーム)ってチームのロゴがあったり、そのもののモチーフを身につけていたりするけど、
それって売ってないから、自分たちで作るしかないし、MCを持っているわけじゃないし、ひとりでもオリジナルのものが欲しいなってところから、その中で一番ハマったのが銀だなって。
今使っている革の財布も一点ものだし、Tシャツとかも作ってきたけど、一番興味を持ったのが銀だった。
そこら辺からアメリカンカルチャーに興味を持った。日本人には忘れがちないい意味で良くも悪くも大雑把なというかワイルドというか。
アメリカの銀って何なのかなって考えたところで古くからあるインディアンジュエリー。
だから僕の作り方っていうのはインディアンジュエリーの作り方を極力参考にして作っている。
板を切って曲げて削ってくっつけてっていうすげー原始的な作り方。
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ネットショップではなく路面店を選んだ理由を教えてください。
今の時代3Dプリンターとかボタン一つでできちゃう時代だからこそ、もっと大事なことあるでしょ。って思いがあって。
Webマガジンの取材で言うのもなんだけど、もっと人と人が関わることが大事。
僕が子どもの頃ってネットで物を買うことはなかった。
知り合いのお店に行って、店員さんにどういうのがいいか、着こなしや小物のアドバイスをもらうのが楽しかった。
だからやっぱり人。ネットショップではなく路面店が欲しかった。
下積み時代に東京に10年いたけど、東京は結局なんでもある。
でも住んでいる半分の人は田舎の人なイメージだった。
俺の田舎にはあったよ、そういうお店。っていう誇れるお店をやりたかった。
若い頃にかっこいいって思っていた人は、芸能人じゃなくショップ店員だった。
そういう人たちに色々教わった。っていうことがあるからショップっていうのが自分の中でやりたかった。
多田さんは旭出身ですが、神栖を選んだ理由はありますか?
神栖を選んだのは、何も知らない場所の方が面白いと思った。
あとは、外国の人ってシーサイドとかリバーサイドとかっていうことが多い。
神栖ってどっちなんだろう?どっちでもいいやみたいなそんなノリもありました。
シーサイドだよとかリバーサイドだよって言いたいだけ。
僕の何かを選ぶ基準っていうのが、「楽しい・面白い・かっこいい」
その3つを基準に考えたり決める。
世の中にかっこいいものはいっぱいある。
だから面白いものを作った方が面白いと思った。
10代からファッションも好きで色々着てきたけど、楽しい面白いっていうのが大事かなー
今いる友だちや先輩後輩も、一緒にいて楽しいだけじゃなくて面白い。
店名の「THE MASTERMIND」にはどんな想いがありますか?
何で「MASTERMIND」って名前をつけたかっていうと、意味は立案者とか悪い意味でいうと黒幕。
僕は黒幕でいいと思っているんです。
例えばネックレスがありますよね。
このネックレスはつける人がいなければ完成品ではないと思っています。
あくまでも「モノ」であって、使う人が使ってこそ、そこがゴールって思うんです。
何でつけるかって言ったら僕はカッコつけたいから。
ってことはつける人が主役。身につけるものはサブ的な。
僕が作るものが主役ではなく、身につける人が主役。
そのサブ的なものを提供できればと思って黒幕。そういう意味でMASTERMINDにしました。
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今後のビジョンはありますか?
あるんですけど、あんまり言いたくないですね。笑
楽しいこと、面白いことはやっていきたい。
若い子たちにもっとやりたいことやってもらいたい。
時代だからなのかわからないけど、ぼくらの若い頃はもちろん草食系なんていうとかの言葉もなかったし、だからと言って男性が強ければいいかって言ったらそうでもないんですけど、もっとやりたいことやった方が。
だから自分がやりたいことやってないとそんなことも言えないし。
僕はやりたいことやって少しでも何か思ってくれて、その子たちが「じゃ俺も東京行ってきます」とか「あれやってみます」とか思ってくれたら嬉しいですよね。
そういう子たちが本気で相談しにきてくれたら、何人か相談に来てくれているんですけど、できるだけのバックアップはもちろんしますし、逆に辛さも教えられます。
でもそれは自分が経験していかないとわからないから。
だから僕もまだまだですよね。
ありがとうございました!
茨城にも好きなことを仕事にできる人が増えたら面白くなりそうですね!
THE MASTERMINDさん店舗情報
住所 | 〒314-0121 茨城県神栖市溝口字宮前1622−1 |
電話番号 | 0299-94-7085 |
営業時間 | 13:00〜20:00 |
定休日 | 月曜日 |
公式サイト・SNS | 公式サイト:https://39mastermind.handcrafted.jp/ |